研究室最大イベント:復興の風景とナラティブ調査に向けて

 TMU_DR-Lab.のほぼ唯一と言ってよい全員参画活動として「復興の風景とナラティブ調査」があります.復興の風景とは,復興の地に身を置いて身体感覚で考えること,復興のナラティブとは,災害からの回復を果たした地域の市民の声に耳を傾け,その物語を継承する営みを指します.
 これまでに,
・2014/2月東松島・石巻(東松島スマイルコミュニティなど)
・2015/2月石巻(石巻市内の仮設住宅コミュニティなど)
・2016/2月亘理町・東松島(鳥の湖,宮戸地区など)
・2017/2月気仙沼・女川(唐桑舞根地区,ゆめカフェなど)
・2018/2月四川地震(成都市など)
・2019/2月福島県南相馬(原発災害からの子どもたちの回復など)
・2020/2月大船渡・陸前高田
・2020/9月中越復興(長岡・小千谷,山古志村)
・2022/2月大船渡・気仙沼・石巻(キャッセン大船渡,気仙沼復興伝承館など)
 でした.コロナ禍で企画準備しつつも中止した時期もありました.
 現在,2022/9/1-3で神戸調査を研究室メンバーがそれぞれ分担して,訪問地の復興の経緯,関連する報告や論文の読み込み,そして訪問して話をお伺いする方への相談を進めています.8/15には,3時間をかけて,事前学習会も行いました.今回は,まずは人と防災未来センターで,それぞれが阪神淡路大震災を知る・深める時間を設けた上で,三宮中心部のまちづくり,小林郁雄さんとのディスカッション,たかとりコミュニティセンター,防災空地調査,神戸郊外ニュータウンなどの調査準備を分担して進めています.
 神戸調査,研究室メンバーにとって,きっと大事な経験になることでしょう.その成果についてはまた,ホームページで報告したいと思います.

【教員T.I.より】

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