よこはま駅まちあるき-駅まちづくりとBOSAI-

 B3の山本真祐子です.今回は2022年1月24日に行った「横浜駅地区まちあるき」について報告いたします.私は卒業研究の対象地を横浜駅周辺地区に設定しており,「横浜を知る」ことを目的にまちあるきを行いました.

 ルートは横浜駅周辺地区安全確保計画に記載されている帰宅困難者一時滞在施設や津波避難施設,駅東西の連絡通路や屋外の歩行者デッキを回れるように以下のように設定しました.

0.JR横浜駅改札集合
① 横浜駅中央通路
② JR横浜タワー
③ ラウンドワン(帰宅困難者一時滞在施設)
④ HOTEL THE KNOT(帰宅困難者一時滞在施設)
⑤ タカシマヤローズホールビル(津波避難施設)
⑥ HOTEL PLUMM(津波避難施設)
⑦ 沢渡中央公園(帰宅困難者一時滞在施設)
⑧ 横浜市民防災センター(帰宅困難者一時滞在施設)
⑨ かながわ県民センター(津波避難施設/帰宅困難者一時滞在施設)
⑩ はまレールウォーク
⑪ 横浜駅きた通路
⑫ はまみらいウォーク
⑬ 日産本社(津波避難施設/帰宅困難者一時滞在施設)

 帰宅困難者一時避難施設や津波避難施設は受け入れ可能であることが外からわからず,土地勘がない人は災害時にどこに逃げ込めば良いのかわからなくなり,駅や駅周辺の施設に多くの人が集中することによる混乱が生じるという課題を抱えていると感じました.

 横浜駅周辺地区の特徴として,東側には海があり,海に向かって二級河川の帷子川が流れていることが挙げられます.津波避難施設のタカシマヤローズホールビルに設置されていた非常階段に鍵がかかっていたことや,帷子川の水面と道路や線路が平常時でも近いことから,「水」による被災リスクがとても高いと感じました.

 現地調査を終えて,横浜駅を挟む東西の特徴の違いに興味を持ちました.駅の東側は高層ビルが立ち並ぶオフィス街になっており,海をバックに都会的な景色が広がっており,西側は駅周辺には小〜大規模の商業施設が立地しており,少し駅から離れると住宅街が広がっていました.これは横浜駅周辺地区で行われてきた再開発の経緯や主体が異なるためですが,この再開発を受けて当該地区の災害リスクや防災資源がどのように変化してきたのかについて卒業研究で深めていきたいと思っています.横浜は私にとって身近な場所でしたが,まちを初めてじっくり歩いてみて,まだまだ知らない横浜があると感じたので,またお散歩に行きたいです.研究室の先輩方や今回予定が合わなかった同期の2人も誘いたいと思います.

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