気仙沼鹿折まちづくり協議会訪問と提案型まちづくり学習

 こんにちは,B3の伊佐と澤渡です.今回は,2025年10月31日から11月1日にかけて行った鹿折調査についてご報告します.
 今回の調査では,事前勉強会から現地視察までを通して,「大船渡線跡地活用」「避難施設」「復興商店街」の3つのテーマに分かれて活動しました.

 一ノ関駅に到着後,各班で現地視察を行いました.以下に,班ごとの活動内容を紹介します.
 大船渡線班は,鹿折まちづくり協議会の会長さんにご案内いただきながら,角星小学校,上鹿折駅,金山資料館,鹿折小学校,鹿折唐桑駅を訪問しました.昨年の調査で訪れた場所もあり,1年間での変化も実感しました.現地を実際に歩き,地域の方々から直接お話を伺うことで,資料だけでは得られない多くの気づきを得ることができました.
 避難施設班は,東日本大震災後に建設された鹿折南住宅と,今年7月31日に発生したカムチャツカ地震の際に避難所として利用された鹿折中学校を訪問しました.南住宅は津波避難ビルに指定されており,災害時には屋上への垂直避難が可能です.備蓄倉庫見学と垂直避難の体験をした後,実際の避難経路を歩いて鹿折中学校を訪れました.現地では,体育館や渡り廊下などカムチャツカ地震で実際に利用された場所を見学し,当時の状況についてお話を伺いました.
 復興商店街班は,5つの事業者様にインタビューを行いました.浜商栄会に加盟している店舗と,加盟していない店舗の両方にお話を伺うことができたため,多角的な視点で当時の様子や現状を把握することができました.インタビューを通して,広報やイベント内容などのソフト面の課題のほか,世代間・店舗間の意識の違いといった組織的な課題も見えてきました.
 夜には,鹿折まちづくり協議会の皆さまと交流会を行いました.地元の方々に教わりながら魚をさばき,自分たちで調理した料理をいただくという貴重な体験ができました.3か月前からメニューを考えてくださったと伺い,温かい心遣いに感動しました.
 二日目の午前は,鹿折まちづくり協議会の方々をお迎えし,事前調査および初日に行った現地視察・インタビューの成果を各班から発表しました.その後の意見交換では,学生だけでは気づかなかった視点からの意見をいただき,大変勉強になりました.一方で,議論の進め方に課題も見つかり,今後の反省と改善につなげていきたいと思います.
 午後は,二班に分かれ,リアス・アーク美術館と,陸前高田にある東日本大震災津波伝承館を訪問しました.私たちは後者を訪れました.震災遺構として保存されている気仙中学校では,三階建ての校舎の屋上まで津波が到達したことが示されており改めて被害の甚大さを実感しました.避難できなかった人を置き去りにせざるを得なかった苦悩や,流されていく人を目の前にして何もできなかった無力感など,被災者の生の声に深い衝撃を受けました.津波映像の視聴を通して,これまで想像でしか捉えられていなかった災害の現実を強く感じました.

 今回の調査では,事前調査では見えなかった地域の実情を直接知ることができ,多くの学びと気づきを得ました.まちづくり協議会の方々から「外部からの目がなければ気づかないこともある」との言葉をいただき,私たちの活動が少しでもお役に立てたことを嬉しく思いました.
 最後に,今回の調査にご協力くださったまちづくり協議会の皆さま,インタビューを受けてくださった皆さまに,心より感謝申し上げます.

気仙沼鹿折まちづくり協議会訪問と提案型まちづくり学習」への1件のフィードバック

  1. Teacher I.

    伊佐さん,澤渡さん,事前準備からの貢献含めて,大変おつかれさまでした.
    みなさんの貢献,鹿折の方々にも本当に温かく,受け止めてくださっていましたね.

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