池袋本町での復興まちづくり訓練第3回

30 4月 2012 //
豊島区池袋本町地区の震災復興まちづくり訓練も,いよいよ佳境. 第3回目は「復興まちづくり方針をつくる」というテーマ. 想定プロセスイメージとして,大地震発生1ヶ月後くらいの段階で,地域としての「復興まちづくりのキックオフ」として,区役所から方針説明がなされる段階を想定した. 区役所と地域組織を主体に,専門家側はそのプラットフォーム形成支援,というスタンスで訓練事務局を努めた. ファシリテーターを担当し,大学側としてコメントをさせていただく機会をいただいた.そこで指摘させていただいたのは次の4点.

(1)地域内を縦断する都計道72号と83号について,問題はその「デザイン」にあることが明らかになったように思う.歩道をゆったり確保する,沿道建物と道路との空間イメージが大事なのではないか.

(2)区からの提案にあった「復興住宅」の事業スキームが本来は肝要.「公営」でないことに意識する必要がある.民間のチカラを借りて,現在の借家率56%の地域の賃貸住宅の再建像に,いかに関与できるしくみを作れるか.

(3)各テーブルから指摘があったが,復興事業の「優先順位」や「プログラム」の検討提案は大事.生活と住まい再建を最優先に,また手戻りを最小限に抑える方向での基盤整備のプログラムをいかに描けるか.

(4)「みんなの声をいかした復興」という提案があったが,公正かつ速やかに,復興まちづくりを進めるしくみ,について制度設計面で再検証が必要と感じた.

担当したテーブルで印象的だったことは,「公共施設整備重視」の区画整理でなく,「細街路整備重視」のミニ区画整理を地元からの提案で,という点. 事業から計画へ,というアプローチは避けたいが,事業を「公正かつ速やかに」組み立てていくための「プランニング」の必要性は必ずある,と思う.

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