気仙沼市階上地区 津波避難計画WS

10 4月 2014 //
学部4年の井口です。 5月17日、27日に気仙沼市階上地区で行われた津波避難計画ワークショップに参加しました。気仙沼市のワークショップは、東日本大震災で実際に津波被害にあわれた地域で行われるということで注目度も高く、その中でも階上地区は気仙沼市14地区で予定されているワークショップの最初の地区になります。今回はその一部を報告したいと思います。 5月17日の第1回ワークショップでは、始めに市の職員、専門家の方々からワークショップ開催の趣旨と気仙沼市の津波対策の現状や津波避難計画について説明があり、その後3グループにわかれてのグループワークが行われました。グループワークではまず住民の方々が震災当時の避難行動を振り返り、震災当日に「避難を開始した場所はどこか、避難手段はなにか」「大津波警報を知った場所はどこか」「道路の被害はどうだったか」など当時の避難の様子を話しながら地図や付箋に書き込んでいく作業が進められました。階上地区の方々の避難行動は市の職員や専門家も感心するほど早く適切に行われており、この地区の防災意識の高さが実感できました。 27日の第2回ワークショップでは前回と同じ3つのグループに分かれて実際に地区防災マップを作成しました。机に地図を広げながら、既に指定されている避難場所や避難経路、液状化などの危険箇所について住民の方々が積極的に意見を出していました。特に印象に残っているのは、住民の方々が自分の家だけでなく避難場所や避難経路の標高を常に意識しているということでした。津波から的確に避難するためには標高は大切な情報ですが、住民一人ひとりが値を細かく把握して避難計画を考える姿勢は見習いたいと思います。 このワークショップは震災の経験を活かし後世に伝えるための重要な場であり、まだ職員の方々も手探りしながらではありますが住民の方々と一緒に丁寧なワークショップを行っていると感じました。これから階上地区では実際に作ったマップを元にした避難訓練などが行われる予定です。今後もワークショップに参加しながら階上地区における津波避難計画作成のプロセスを見ていきたいと思います。

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